ドラッグストアで医薬品を買ったらレシートや領収書は捨てちゃダメ!!
今回は、市販の医薬品を買ったときにお得に節税できる「セルフメディケーション税制」について現役薬剤師が解説します。
◆セルフメディケーション税制とは!?
健康の維持増進及び疾病の予防への取組みとして平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができる税制優遇対策のひとつ。
◆セルフメディケーション税制での控除額【計算式】
控除額=OTC医薬品購入額-12,000円(下限)
◆上限
8万8千円まで
◆対象医薬品
ドラッグストアなどに売られている風邪薬や皮膚用薬、解熱鎮痛剤や胃腸剤など様々ですが、該当するものには「共通識別マーク」があるのですぐわかるようになっています。
◆注意点
あくまで「セルフメディケーション税制」は医療費控除の特例であり、従来の「医療費控除」との選択適用となるので、いずれか一方を選択して適用を受けることになる。
◆セルフメディケーション税制の適用を受けるには!?
確定申告が必要。確定申告は1月1日~12月31日の所得額を申告し、納税額を決定する手続き(毎年2月16日~3月15日)を行う。
◆コメント
計算式をみてわかると思いますが、「1万2千円超の購入金額がないと控除は受けられない」ということです。なお、申請にはOTC医薬品を購入したと証明できるレシートや領収書が必要になるので忘れずに保管しましょう。
レシートや領収書は捨てないで、少しでもお得に税制優遇を!!