2020年4月から令和2年度調剤報酬改定によりお薬手帳の持参が更に重要!?
2020年4月から様々なものが値上げされます。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは一部のチケット料金や、各食料品の価格の値上げしますが、調剤薬局も例外ではありません。
今回は、令和2年度調剤報酬改定による「薬剤服用歴管理指導料」について現役薬剤師が紹介します。
令和2年度診療報酬改定
薬剤服用歴管理指導料1
次のすべてを満たす場合:41点43点
・原則6ヶ月3ヶ月以内に再度処方箋を持参した患者に対して行った場合
・手帳を持参した患者
薬剤服用歴管理指導料2
上記の患者以外の患者に対して行った場合:53点57点
例:初めて処方箋を持参した患者、3ヶ月を越えて再度処方箋を持参した患者、3ヶ月以内に再度処方箋を持参した患者で、お薬手帳を持参していないもの
薬剤服用歴管理指導料3
特別養護老人ホームに入所している患者に訪問して行った場合:41点43点
薬剤服用歴管理指導料4
情報通信機器を用いた服薬指導(オンライン服薬指導)を行った場合:43点(月に1回)
対象患者:オンライン診療を行い、処方せんを交付され、原則3月以内に対面で服薬指導(薬剤服用歴管理指導料1・2)を受けた患者
コメント
今回の改定により、多くの保険薬局で薬剤服用歴管理指導料1を算定することができます。また、再来局期限の短縮により、「患者が1つの薬局を続けて利用する効果」が期待されるそうです。薬剤服用歴管理指導料が全体的に引き上げとなっているので、患者の立場からすると、支払いを安く済ませるためにもお薬手帳を持参した方が良いですね。
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