ビソノテープは切って使用してもいい? 貼ったまま入浴できる!?
特に循環器科で使用されるビソノテープ。
今回は「ビソノテープ」についての疑問(貼る場所・入浴・保管方法等)を現役薬剤師が分かりやすく解説します。
- ●商品名
- ●適応
- ●貼る場所(貼付部位)
- ●ビソノテープを貼ったまま入浴はしてもいい!?
- ●貼り忘れたらどうすればいい!?
- ●アルミ袋開封後の保存期間
- ●直接油性ペンで書き込んでもいい!?
- ●切って使っても大丈夫!?、の問い合わせに関しては
●商品名
ビソノテープ(ビソプロロール)
●適応
1.本態性高血圧症
2.頻脈性心房細動
●貼る場所(貼付部位)
「胸部、上腕部又は背部のどちらか」に貼付すること。
●ビソノテープを貼ったまま入浴はしてもいい!?
ビソノテープ自体、貼付したまま入浴可能で、メーカーより「入浴の影響による副作用は認められませんでした」となっています。
ただし、成分によってヌルヌルすることがあることと、剥がれやすくなるため絆創膏等で補強する必要がある。
●貼り忘れたらどうすればいい!?
速やかに新しいテープに貼りかえ、翌日からは通常貼付している時間に貼りかえること。
●アルミ袋開封後の保存期間
アルミ袋が残っている場合は、袋に入れて暗所で保存し、衛生面を考慮して1週間以内。
アルミ袋がない場合はら清潔なビニール袋に入れて暗所で保存し、3日以内に使用が推奨されています。
●直接油性ペンで書き込んでもいい!?
粘着面ではない方には書き込んでも問題なし。
●切って使っても大丈夫!?、の問い合わせに関しては
結果からいうと切っても大丈夫ですが、多少はがれやすくなるため、絆創膏等を上から貼って剥がれにくくすることをお勧めします。
病院薬剤師として、この辺りまで押さえておけばいいですね。