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【消費税10%】薬剤師の消費税増税による影響とは!?調剤報酬の引き上げへ

薬剤師の消費税増税による影響とは!? 調剤報酬の引き上げへ!?

前回、増税による「医薬品の買いだめ」について紹介しました。

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今回は、増税によって「具体的に調剤報酬のなにがどれくらい上がるのか」現役薬剤師が解説します。

 

◆概要

厚生労働省は19日、消費税率10%への引き上げに伴い全面改定した薬価基準を官報に告示した。10月1日から実施する。

薬価基準の収載医薬品1万6510品目のうち、現行の薬価より引き上げられたのは6121品目。残りの1万0389品目については、ほとんどが現行薬価より引き下げられたが、厚労省によると、価格を維持した品目も「わずかに含まれている」という。

薬価改定率は、消費税対応分として、医療費ベースで0.42%(薬剤費ベースでプラス1.95%)引き上げるが、実勢価改定等が医療費ベースで0.93%(マイナス4.35%)の引き下げとなり、医療費ベースで0.51%(マイナス2.40%)引き下げられた。

 

 

◆点数の引き上げ

今回の改定では、消費税増税によって増える薬局の仕入れコストの負担増を補填するため、調剤報酬の一部項目を引き上げる対応を行った。すべての調剤基本料(41点、25点、20点、15点、10点)の点数にそれぞれ1点を上乗せしたほか、一包化加算、無菌製剤処理加算の各項目の点数を引き上げた。

一包化加算は、「42日以下」を+2点の34点、「43日以上」を+20点の240点に設定。無菌製剤処理加算はすべて+2点上乗せ。かかりつけ薬剤師包括管理料は1点上乗せして281点に引き上げた。

新たな診療報酬点数表も10月1日から適用される。

 

 

◆薬剤師のコメント

1点は10円となりますが、そこまで大きな上乗せはなかったと個人的に思います。やはり各調剤薬局医療機関の医薬品の仕入れコストの負担増が懸念されますね。

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