薬剤師国家試験2022は難しかった!? 合格点は何点くらい!? 速報!!
今回は国家試験から、薬学生の人生を左右する国試「第107回薬剤師国家試験の総評」と「難易度と合格点予想」をとある現役薬剤師が解説します。
※本記事には個人的考察が多分に含まれます
- ☆各試験科目の難易度予想
- ☆第107回薬剤師国家試験の総評
- ☆過去5年間の合格基準まとめ【合格点】
- ☆合格点予想【ボーダーライン】
- ☆合格発表日時
- ☆気になった問題
- ☆禁忌肢の定義
- ☆第108回薬剤師国家試験対策
- ☆一言コメント
↓109回↓
☆各試験科目の難易度予想
◆必須問題試験
例年と同じくらいの難易度。
ただ、絵や図を使った問題が増えた印象。
◆薬学理論問題試験
物化は相変わらず難しい(例年との比較困難)。
傾向はここ1~2年と変わりないため、例年より解きやすく感じたかも??
◆薬学実践問題試験
例年と同等の難易度。
傾向も例年通り。より考える問題が増えたため、時間配分にひと苦労。
☆第107回薬剤師国家試験の総評
例年より絵や図を使った問題が増えた印象があるが、全体的に昨年と同等の難易度といえそう。
近2~3年分の国家試験で問題慣れしておけば、問題なく対応できる印象。
☆過去5年間の合格基準まとめ【合格点】
・第102回:434点以上(217/341)
廃問4問あり
・第103回:434点以上(217/345)
・第104回:450点以上(225/345)
禁忌肢問題選択数は2問以下
・第105回:426点以上(213/345)
禁忌肢問題選択数は2問以下
・第106回:430点以上(215/344)
禁忌肢問題選択数は2問以下
廃問1問あり
※配点は1問2点
☆合格点予想【ボーダーライン】
第107回薬剤師国家試験は、全体的に平均レベルの難易度だったため、430~434点(215~217問)以上がボーダーラインだと予想します。
なお、合格基準が『完全相対基準』のため、予想するのが正直難しい…。
☆合格発表日時
2022年3月24日(木) 14時
※厚労省HPの資格・試験情報のページ
☆気になった問題
問90
直近10年間の世界アンチドーピング規定において、禁止物質として指定されていない薬物はどれか。一つ選べ。
1 アセタゾラミド
2 エリスロポエチン
3 メチルテストステロン
4 カフェイン
カフェインは現在『監視プログラム』に指定されている。
もしも、カフェインが禁止物質に指定される場合、アスリートはコーヒーやお茶など服用できなくなることを考えればすぐ解ける問題。
2021年は東京オリンピックイヤーだったため、ドーピング問題は出題されると思っていました。
※監視プログラムとは、禁止物質ではないものの、ドーピングとしての利用の危険性がある物質として分析対象とするもの。検出されても失格とならないが、乱用されている事実が認められれば禁止薬物に指定される可能性がある。
☆禁忌肢の定義
①公衆衛生に甚大な被害を及ぼす
②倫理的に誤っている
③患者に対して重大な障害を与える危険性がある
④法律に抵触する――など
☆第108回薬剤師国家試験対策
・絵や図を使う問題に慣れる。
・近3~4年分の過去問を使い、解き方を学ぶ。
・その年のトレンドとなる分野(107回はオリンピック、106回は感染症)は抑えておく。
☆一言コメント
受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした。
この1年間、我慢を強いられたことでしょう。
国試がようやく終わったので、今まで我慢してきたものを解放しましょう!!
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