とある病院の薬剤師ブログ

現役薬剤師があれこれ気になることを紹介するブログ

【計算式】食べ物の食塩相当量が計算できる!?|食塩との上手な付き合い方

食べ物の食塩相当量が計算できる!?

日本では昔から保存のために塩を使った食品が多く、50年ほど前までは1日に25gもの食塩を取っていました。現在でも男性10.9g女性9.2gの食塩を摂取しています。

今回は、「食塩相当量を計算する方法」中心に現役薬剤師が解説します。

 

食塩の取り過ぎは色々な病気の原因になります。

例:脳卒中、高血圧、動脈硬化、腎障害、心不全/虚血性心疾患など

 

◆推奨食塩摂取量

厚生労働省推奨食塩摂取量

成人男性:1日8g未満

成人女性:1日7g未満

高血圧患者の推奨食塩摂取量

性別問わず:1日6g未満

 

 

◆食塩相当量の計算式

記載されているナトリウム量を2.54倍することで食塩量を概算できます。

ナトリウム量(mg)×2.54/1000=食塩量(g)

※栄養成分表示されているナトリウム量は、そのままの数値が食塩量ではないことに注意してください。

 

 

◆食塩量の多い食べ物

・材料・加工品

パン、漬物、練り物類(ちくわ、ソーセージ)、保存食(ひもの、魚卵類)

・料理

麺類(特に汁物)、味付きのご飯(オムライス等)、煮物、佃煮等

・インスタント食品

※基本的にお米食塩を含まない

 

◆食塩との上手な付き合い方

・汁物・味噌汁は汁を飲まない(味噌・醤油は塩分が多い)

・漬物・煮物は控えめに

・スパイス・酢、柑橘類を使おう

・減塩食品を使おう

塩分測定器

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