とある病院の薬剤師ブログ

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ストレス・睡眠に効く「GABAチョコ」|GABA+チョコレートの相乗効果

GABAとチョコは相性が良い!? GABA+チョコレートの相乗効果とは!?

最近よく見かける「GABAチョコレート」。なぜGABAとチョコレートなのか。

今回は、ストレス・睡眠に効く「GABAチョコ」「GABA+チョコレートの相乗効果」について現役薬剤師が解説します。

 

 

◆GABAとは!?

植物や動物の体内にも広く存在する天然アミノ酸のひとつ。γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の略。

 

◆GABAの作用機序

・GABA(ギャバ)は脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをする。(抗ストレス作用)

ドパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて、リラックス状態をもたらす。(リラックス効果)

 

 

◆なぜGABAチョコといわれている!?

GABA発芽玄米に多く含まれる、健康に役立つ成分としてよく知られていますが、チョコレートにも多く含まれていることが明らかになっています。


 

◆チョコレートとGABAで相乗効果!?

チョコレートの原料であるカカオには多くのポリフェノールが含まれる。ポリフェノールは免疫力を高めるので、風邪予防や疲労回復の効果がある。また血行が良くなり身体を温めてくれる効果があるため、自然な質の良い睡眠を誘発させる。

 

◆GABAチョコはいつ食べた方がいい!?

睡眠の質(眠りの深さ、すっきりした目覚め)を改善するため、寝る前がおすすめ。

 

◆GABAの副作用は!?

先程紹介したようにGABAは天然アミノ酸であるため、体内で自然に合成されるので、1日摂取目安量(100mg~300mg/日の摂取が望ましい)を服用さえすれば耐性副作用はほぼない。ただし、短時間に多く服用すると、体内のドパミンを抑制するため「日中の眠気、便秘、手指の震え」が現れることがある。

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