とある病院の薬剤師ブログ

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【薬剤師の将来性】薬剤師が余る時代到来!?|薬学部が増えすぎたせいなのか

ついに薬剤師が余る時代到来か!? 今後「対人業務」が鍵を握っている!?

今回は「薬剤師の将来性について」気になる記事があったので現役薬剤師が紹介します。

 

 

◆概要

厚生労働省の研究班が薬剤師の需給動向に関する調査・研究結果の報告書をまとめた。薬剤師の業務が現在と変わらないことを前提として推計した場合、今後数年は需要と供給が均衡する状況が続くものの、長期的には供給が需要を上回ると予測。このままの状況では薬剤師は余る状況になると見通した。

 

しかし、今後、薬剤師に求められる業務への対応や調剤業務などの効率化にどれだけ取り組めるかによって、薬剤師の必要性は変わり得るとした。あくまで機械的な推計だが、対物業務の効率化が図られていく状況で、今までと変わらない業務に従事していたのでは、薬剤師のニーズは増えないとのメッセージが受け取れる。

 

 

ただ、薬剤師需要については、「薬剤師に求められる役割が変化する中で、対物業務の効率化を行ったとしても、対人業務を充実させることで薬剤師の需要は高くなることが予想される。」

 

また、「薬科大学や薬学部の新設が今後も続き、6年生の入学定員が増加し続ける状況であれば、薬剤師供給の増加要因となり飽和することもあり得る」、と警報を鳴らした。

◆薬剤師のコメント

以前、「AI(人工知能)によって薬剤師はいらなくなる」という記事を紹介しましたが、AIでもできないことのひとつに「対人能力」があります。

今後、薬剤師に求められる業務として 「対人業務」が大きな鍵となりますね。

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