将来薬剤師が飽和する時代が来る!? 生き残るために必要なことは!?
少子高齢化により、定員割れの大学が増えている一方で、薬学部は新設または今後いくつかの新設が計画されています。(例:湘南医療大学、岐阜医療科学大学など)
今回は「薬剤師数の増加による余剰」について気になる記事があったので現役薬剤師が紹介します。
◆概要
薬剤師の需給動向を調査・研究している厚生労働省の研究班は、2043年度までのシュミレーションを行い、「薬剤師の総数としては、今後数年間は需要と供給が均衡している状況が続くが、長期的にみると、供給が需要を上回ることが見込まれる」との報告書をまとめた。
薬剤師を養成する薬科大学や薬学部については、「現在の水準以上に必要となる状況は考えにくい」との見解を示し、「今後も新設が続き、6年制入学定員が増加し続ければ、さらに薬剤師供給の増加要因となり得る」と警報をならした。
薬剤師が増えすぎない(飽和しない)よう、薬剤師国家試験では合格基準をテストの難易度に関わらない「得点率65%以上」から「平均点と標準偏差を用いた相対基準」に変更され、合格人数を調整する形となりました。
◆薬剤師のコメント
今後、薬剤師として生き残るためには専門・認定資格が必須となる時代が訪れるかもしれませんね。
↓薬学部の人気低下↓