薬剤師国家試験2023は難しかったか評価!! 合格点は何点になるのか予想してみた!!
今回は国試から、薬学生の人生を左右する国試「第108回薬剤師国家試験の総評【2023年】」と「難易度と合格点予想」を現役薬剤師が解説します。
※注意点:本記事には個人的考察が含まれます
↓2024年版総評↓
□第108回薬剤師国家試験【2023年】
◇各試験科目の難易度【予想】
◆必須問題試験【90問】
例年よりやや易化。物化生は得点源。
◆薬学理論問題試験【105問】
物化は例年通り難しいことに変わらない(他年との難易度比較不可)が、今年は薬剤が難化。ただ薬理はクセの少ない問題が多く得点源。全体的な難易度としては例年通りか。
◆薬学実践問題試験【150問】
例年以上に薬剤師の業務に近しい問題が多く出題されており、個人的に良問が多かった印象。全体的な難易度としては例年通りかやや易化。
◇第108回薬剤師国家試験の総評【2023年】
得点源の問題と捨て問がはっきりした108回。メリハリのある解き方で、解ける問題だけをしっかりとモノに出来れば合格水準以上に届く問題構成といえる。
また、ここ数年の傾向通り、図解に対応する能力が求められている。
◇過去6年間の合格基準まとめ【合格点】
・第102回:434点以上(217/341)
廃問:4問あり
・第103回:434点以上(217/345)
・第104回:450点以上(225/345)
禁忌肢問題選択数:2問以下
・第105回:426点以上(213/345)
禁忌肢問題選択数:2問以下
・第106回:430点以上(215/344)
禁忌肢問題選択数:2問以下
廃問:1問あり
・第107回:434点以上(217/345)
禁忌肢問題選択数:2問以下
全員正解:2問あり
※配点は1問2点
◇合格点予想【ボーダーライン】
第108回薬剤師国家試験は、全体的に得点源の問題が多く、例年よりやや易化といえる難易度(少なくとも107回よりは)だったため、440点~450点(220問~225問)がボーダーラインと予想。相対基準が適用となりそれ以上になる可能性もある。
※あくまで個人的な予想
↓3回受験しても受からない薬学生の悩み↓
□現役薬剤師のコメント
受験生の皆さん、まずはお疲れ様でした!!
薬剤師国家試験2023は、例年以上に薬剤師業務に精通した問題が多かった印象があります。
個人的な良問は問222「デスモプレシン点鼻スプレーの服薬指導」。
本当にお疲れさまでした!! とある薬剤師より