今回は、「日医工と取引をやめる病院/調剤薬局が続出していること」について現役薬剤師が紹介します。
●日医工の業務停止について
国が承認していない工程で製造した医薬品など75品目を自主回収した富山市のジェネリック医薬品大手「日医工」に対し、富山県は品質管理などに重大な問題があったとして業務停止命令を出しました。
●業務停止期間
3月5日からで主力の富山第一工場での製造を32日間、全社での販売業務を24日間にわたって停止。
●各医療機関(病院/調剤薬局/DS)の対応
医薬品のメーカー「日医工」のものを他メーカーに切り替えざるを得ない状況である。今後他メーカーの供給面で大きな影響が出る可能性が高い。
●薬剤師のコメント
薬剤師法の第1条に「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」とあります。今回、日医工の一時業務停止により、「医薬品の供給」の面で大きな影響を与えていることは事実です。また、日医工の信頼が大きく損なったことで、「今回を機に今後日医工の医薬品は使わない」とする医療機関が出てきているという情報(卸業者の担当者情報)もあります。今後、日医工は信頼回復に全力をあげてほしいですね。
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