新人病院薬剤師はまず目標を持とう!! BG(ビグアナイド)系の覚え方は!?
新年度が始まって1週間が経ちましたが、新人病院薬剤師の皆さんはまだまだ慣れない環境下で切磋琢磨していると思います。そんな中、「何を勉強していいかわからない」や「仕事ができない」、「調剤ミスをする」等、悩む時期でもあります。
そこで今回は、「新人病院薬剤師が覚えてほしいポイント」を何回かに分けて現役病院薬剤師が紹介します。
◆新人病院薬剤師が覚えてほしいポイント
①BG(ビグアナイド)薬と造影剤←今回解説
②薬剤管理指導料
③ステロイド外用薬の強さ
④アセトアミノフェンの1日量
◆BG(ビグアナイド)薬と造影剤
BG薬の添付文書「重要な基本的注意」に、
「ヨード造影剤を用いて検査を行う患者においては、本剤の併用により乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、検査前は本剤の投与を一時的に中止すること(ただし、緊急に検査を行う必要がある場合を除く)。ヨード造影剤投与後48時間は本剤の投与を再開しないこと」
と記載があります。ここまでは大学で学んだと思いますが、BG系といっても医療現場では一般名はもちろん、商品名や配合錠にも含まれていることがあるので見逃さないよう注意が必要です。
◆代表的なBG(ビグアナイド)薬
メトグルコ(メトホルミン)
ジベトス(ブホルミン)
メタクト配合錠(メトホルミン+ピオグリタゾン)
エクメット配合錠(メトホルミン+ビルダグリプチン)
イニシンク配合錠(メトホルミン+アログリプチン)
メトアナ配合錠(メトホルミン+アナグリプチン)
◆ビグアナイド系の覚え方
「メ・ト」が名前にあるDM薬はBG薬と覚えることがポイントですが、ジベトスとジャヌビアとメトホルミンの合剤であるイニシンクだけは自力で覚えましょう笑
◆薬剤師のコメント
ヨード造影剤は特に循環器領域でのCAG(冠動脈造影検査)、PCI(経皮的冠動脈形成術)、PTA(経皮的血管形成術)等で使用されることが多いです。まずは「何がBG薬なのか」覚えましょう。
↓次回「薬剤管理指導料」を紹介します↓